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「情操アニメ」の精霊たちよ・・・

 ※ 今回の記事、久々の長回し&ネタばれアリです。m(__)m

「ミヨリの森」
久しぶりに、原作を読んでみたい、と思ったアニメに出会いました。 思い出したのは、ジブリアニメの 「平成狸合戦ぽんぽこ」 の一場面。

「ミヨリの森」 と同じように、自然を破壊しようとする人間たちに森の住人、タヌキたちが立ち向かう。
ただし、今回の 「ミヨリ~」 の方が、よりリアルさが増しているように思えたのはオイラだけ?

家庭の事情により、祖父母が暮らす田舎に引っ越してきた主人公の 「ミヨリ」 。
小学6年生の彼女は、戸惑いながらも、次第に自然に包まれた田舎の環境に順応していく。

注目したのは、ミヨリの母親登場のシーン。
おそらく、昭和40年代に生まれ、昭和から平成へ、20世紀から21世紀の転換期に生きてきた彼女。
米騒動、湾岸戦争、バブル経済、そしてその崩壊・・・。

ミヨリの母親もそんな世の中に順応しようと懸命に生きてきた一人。しかし、そんな彼女の都会での家庭環境は決して幸せではなかった・・・。
母親の姿をクールに、やさしく見つめるミヨリ。
親の背中を見て育ったからか・・・?

でも、大切なものを守りたい気持ちは、胸の中にある。
ミヨリは、法を犯しても、ダム計画を進めようとする大人たちを、人間の仲間たち、そして森の精霊たちと共に撃退するが・・・。
ダム計画を進める大人たちのセリフも心に残った。
「私たちにも生活がかかっているんだ!」
そう、世の中にはそうやって生きている人たちもいる。
とても残念ながら、たぶん、このセリフこそが、現代社会の 「リアル」 。

そして、ダムが建設されるコトにより、その工事に携わる人たち、完成したダムの水力発電によって生きる人たちも確かにいる。

森を守ったその先には、何がある?
物語は、そこでハッピーエンド的に終わっているが、ミヨリたちの人生はまだまだ続く。
やがて、大人になるミヨリたち。
止められない高齢社会。必死で守った森や田舎も過疎が進む。精霊と共に森に生きる?
そんな思いが広がるよりも、第2、第3の 「森の危機」 の方が早く進むだろう・・・。

自然破壊を、環境破壊を食い止めたから、それで終わりの物語ではない。
「ミヨリの森」 には、現代社会のもっと奥深い問題が含まれている・・・。

「風の谷のナウシカ」 から 「もののけ姫」 まで・・・。
今の地球環境そのものを啓発するアニメは多数ありますが、このような 「情操アニメ」 が増えるのは、やはりそれだけ現代社会に危機感が増している、と言うコトでしょうか・・・?

テレビ画面の中の2次元の物語ではありますが。
精霊の姿も見えず、ともすれば、風の流れを感じる事も忘れがちになる、今を生きるオイラのココロに、何か一石を投じるモノを感じました・・・。

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