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匠の心は 生きている

波乱が巻き起こりっっぱなしの朝の連続テレビ小説
「ちりとてちん」 。
何かを書きたい気持ちは溢れているのですが、なかなか上手く表すコトが出来ません。(T_T)
今回の騒動は、おそらく来週まで、3週連続でのストーリーとなるハズですので、もうしばらく放送を見守っていくコトにします。
ですが、1点だけ、この部分だけ書かせて下さい。
それは、塗り箸職人の松重お父さんのこのセリフから・・・。

「なんで、秀臣さんは、変わってしもうたんやろか・・・。」
ここに登場する 「秀臣さん」 は、あの正太郎お祖父ちゃんの一番弟子にして、いまは 「若狭塗り箸製作所」 を経営する人物。友春さんのお父さん、と言った方が判り易いですか?(^_^;)

元々、職人としても秀でた心を持っていた 「秀臣さん」 ですが、いまはその職人である松重お父さんと、若狭塗り箸の行く末、在り方について対立する存在。

「なんで、変わってしもうたんやろか」 ・・・。
それは、経営者になってしまったから。

いくら伝統の技術がすばらしくても、生きていく事が出来なければ何にもならない。
オイラは、そんな気がするんです。

話しは少し変わりますが、成人の日の夜にNHKで、20代くらいの若者が卓越した技術を磨く「技能五輪」を特集した番組を放送していました。
金髪で、ヤンキーっぽい石工 (いしく) 職人や、一枚の鉄板から美しい曲線を作り出す板金技師。千分の一ミリを削りだす旋盤技師やニッカポッカに憧れている左官職人の女の子。洋菓子作りに打ち込む女の子。半導体、機械組み立てなどの最先端技術も・・・。

見た目は今風の若者たちでしたが、全員の目が真っ直ぐで、スゴイ! と思いました。
若者の犯罪のニュースばかりが目に留まる今の世で・・・、こんな若者たちがいるんだな~、としみじみと思いましたが。でも、その若者たちが活躍するいまの社会そのものはどうでしょうか?

景気回復なハズなのに、中小・零細企業はいまだに苦境に立たされている状態。
先に紹介した若者たちが働いているのも、大企業ばかりとは限りません。
「腕一本」 この技術 (ワザ) で生きていく、と信じている若者たちが活躍して行く土壌は、本当に大丈夫なのでしょうか?

またまた、話しは逸れますが、20年毎に建て直される 「伊勢神宮」 、その建て直しの作業は 「式年環宮」 と呼ばれているそうですが、社殿の清浄さを保つため、や建築構造上での耐用年数の関係もあるそうですが、その建築技術や伝統工芸を絶やすこと無く伝承していくためでもある、と言われています。

日本の古き良き伝統や匠の技、そして日々革新を続けている技術は、大切な財産です。
オイラ自身、ポストマンと言う仕事で日々を生きていて、何も大きなコトは出来ないのですが、これから育っていく若い人たちにとってこの国、この社会全体が、大きな受け皿にならなければならない・・・そんな思いに駆られてしまったオイラ。世の中の流動の中での 「人の匠の心」 活かし続けるコトが出来るのは、やっぱり 「人の心」 だと思うのです・・・。

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