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朝ドラ ・・・ そして ふたつの 物語

 
「ふたつの愛」 ・・・ケーススタディ 「だんだん」
え~~っと、基本的にオイラは、朝ドラ、だけにかかわらず、色んなドラマ同士を批評して優劣をつける、コトはしないようにしているんですけど。

今回の 「だんだん」 、先週のエピソードを見ていて、何気に前作 「瞳」 のエピソードと重なる部分があるな~って感じてしまった次第で・・・。

 「時の過ぎゆくままに」・・・。
「だんだん」 では主人個の父親、忠が、石倉三郎さんが演じる 「蕎麦じい」 に励まされて、プロボクサー目指して住み慣れた町を出て行く・・・。
回想シーンでの岸部一徳さん演じるお祖父さんが、好いんです。
「しじみのおかげで・・・宍道湖のおかげで生きてこれた。」
ふるさとのいつもの日常生活を重んじる、心に深く入ってくるセリフでした。

対して、 「瞳」 の 「祭に行けない」 のエピソードでは、ラサール石井さんが演じた、横山哲夫が町を出て行った話も、飯島直子さんが演じた瞳の母親、百子が父親とケンカした話も、すべてセリフの中だけに収められてしまい、回想シーンが無かったコトは、残念、と言うか今更ながらに 「瞳」 と言うドラマが、舞台とか演劇の風味を強く出していたドラマだったのかな、と感じたり・・・。

例えば瞳の祖母であり、里子たちの母親的存在だった 「節子」 ですが、百子が自分の母親として祭りの時、最後に遺影を高く掲げる、そのシーンだけであれば、オイラにしてみれば、心に届く場面でもありましたが、 「里親」 だった、と言う事実を考えれば・・・、セリフとナレーションと遺影と向き合う演出だけで、どこまで伝えるコトができたのかな・・・と。
その点、 「だんだん」 での岸部一徳さんが演じるお祖父さんは、前述のとおり、キチンと回想シーンで印象的な 「セリフ」 を残していますよね・・・。

また、前述の横山哲夫の母親、横山ウメを演じた菅井きんさん。
哲夫たち家族を見送るあのシーンは圧巻でした。
セリフもなく、ナレーションもなく、まさしく 「行間の思い」 を感じさせるあの表情は、ビジュアル的な見せ方の見本のようで・・・。
朝ドラ的には、こちらの方が王道、と言うか見ている人たちの心に入りやすいのかと。

 そして、 「ふたつの愛」
「だんだん」 では、 「里子」 ・ 「里親」 と言う設定ではありませんが、 「生みの親」 と 「育ての親」 と言う設定が、今後のストーリーに大きく影響を与えてくるのかと思います。

「実の娘」 同然に、帰ってきた 「めぐみ」 を抱きしめる嘉子・・・。
めぐみの中では、母親や弟は18年間、何の疑いもなく実の家族でした。 しかし、自らの生い立ちの真実を聞かされ、その心は激しく揺らいでいます。
そしてそれはまた、京都ののぞみも然り。
実の父親のコトが知りたかった、その一途な思いが、封印されていた過去を呼び覚ましてしまい・・・。
その引き金を引いてしまったのぞみ、を松江の家族たちは、あたたかく受け止めるのですが・・・。

女手一つで、自分を育ててくれた母親。
でも実の父親であるはずの忠は、松江で幸せな新しい家族を作っていた・・・。
生みの親と育ての親。
母ひとり、子ひとりと、幸せな家族・・・。
揺れ動く心はとめられない、そして、動き出した真実も、とめられない・・・。

これまでの朝ドラでの共通のテーマとも言える 「家族の在り方」 、今回の 「だんだん」 ではどのように描いてゆかれるのか、ちょっと注目しています。

・・・と言うワケで、
図らずも前作 「瞳」 と今作 「だんだん」 を並べ評する感じになってしまった今回のレビューですが、こうした 「対照評価」 もオイラにとっては、 「ドラマを見る目」 が養える、ひとつの方法でもあるのかな~、なんて思ってしまったり・・・でも、やっぱり基本的には 「優劣」 と言う基準にはしないつもりですけど。(^_^;)
 

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

穀物。さん、深いですね。。。

私なんか、ただただドラマを楽しんでいるだけなのですが、考えてみると奥が深い!
どんなドラマでも、伝えたいメッセージがあり、一生懸命伝えようとしてくれていると思います。
私は、そのメッセージを素直に受け止めたいと思って見ていますね。(^^♪

「瞳」との共通点も、言われてみれば納得!
新たな発見があり、これからの「だんだん」鑑賞も楽しみになります。
年末の「瞳 総集編」が今から楽しみになってきました。(*^_^*)

穀物。さんの、優劣をつけない姿勢がしっかり伝わってきます。全く優劣を感じませんね。

重ねて考えてみるのも、楽しいと思いました。
私には、考えもつかないと思いますが。。。(>_<)

投稿: hiro | 2008年10月25日 (土) 00時52分

 
  > hiro さん
いつも、コメントだんだんです。(^^)
こちらからのお返事が遅くなってしまい
すみませんでした。<(_ _)>

・・・実は、ホンネのところでは、優劣を
付けていまっているのかも知れません。
ただ、今回例に挙げたふたつのドラマは、
決してその内容を競争させるために作られた
モノではないと思いますし、双方のドラマ
それぞれに特色や長短はあって当然かと
思います。

ただ・・・、一般的に視聴者がドラマの世界に
入りやすいのは、やはり 「だんだん」 の方かと・・・。
昨今の朝ドラは、天気予報になぞらえて、
「西高東低」 ともいわれますが、そんな
イメージを吹き飛ばすような、好いドラマを
見せてほしいですね~~。
 
 

投稿: 穀物。 | 2008年10月27日 (月) 02時02分

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